◆米大リーグ ドジャース18―2ヤンキース(31日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が31日(日本時間6月1日)、本拠地・ヤンキース戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、4打数2安打2三振で、13点リードの6回に代打を送られて途中交代した。ロバーツ監督が53歳の誕生日だったドジャースは、ヤンキースに大勝して2連勝。

打線が今季最多21安打で2番目の18得点と爆発した。

 大谷は初回先頭の1打席目に右前安打。直近5安打がいずれも本塁打だったため、単打は29打席ぶりだった。2、3打席目は三振に倒れたが、4打席目にも右前安打。月間16本塁打の自己新記録、球団新記録はならなかったが、大量リードとあって、休養の意味も含めて6回に代打が送られて途中交代した。5月の月間成績は110打数34安打の打率3割9厘、15本塁打、27打点。月間MVPの有力候補だ。

 試合前から大谷は忙しかった。試合開始の約4時間前にグラウンドに姿を見せると、ライブBP(実戦形式の練習)で登板。2023年9月の右肘手術後2度目のマウンドは、ドジャース移籍後初の本拠地のマウンドだった。2イニングを想定してインターバルを挟み、合計29球を投げて、のべ7人の打者に安打性の当たりは2本。最速は97マイル(約156キロ)をマークした。

 ドジャースは、昨季ワールドシリーズで戦ったヤンキースに前日30日(同31日)は逆転勝ち。勢いはこの日も止まらず、初回にはスミス、マンシーの連続適時打など打者一巡の猛攻で4点を先制。2回にはマンシーの通算200号となる5号3ラン、金慧成の2号2ランなどで6点を追加し、リードを10点に広げた。ヤンキースはジャッジが4回に意地の20号ソロ。それでもドジャースは攻撃の手を緩めず、5回にマンシーのこの試合2発目となる6号3ランなどでさらにリードを広げた。ジャッジは14点を追う8回にもこの日2発目の21号。孤軍奮闘だった。

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