◆米大リーグ ドジャース18―2ヤンキース(31日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が31日(日本時間6月1日)、本拠地・ヤンキース戦前に2023年の右肘手術後2度目となるライブBPに中5日で登板した。試合中、FOXスポーツのインタビューに応じたロバーツ監督は「今日は30球で、制球は良くなかったが、4つの球種をすべて使うことができた。

いつ復帰するかは分からないが、近づいている。5回75球になれば、現実味を帯びてくる。翔平がマウンドでも姿を見せ、ホームランを打つのは、みんなにとってエキサイティングなことだ」と話した。投手復帰への最終段階は「5回75球」が目安になる見込みだ。

 大谷は、試合を想定して途中で1度休憩をいれながらマイナー打者へのべ7人の打者に29球を投げ、安打性の当たりは2本で、1三振を奪い、相手打者のバットを折るシーンもあった。最速は97マイル(約156キロ)が出ていたという。

 ロバーツ監督は試合前の会見の際には、「次の土曜日に2イニング投げるか、3イニングに入るかはまだ分からないが、それが今後のプログラムだ。最終的には5イニング、6イニングに達する必要があるから、まだ道のりは長いよ。(今日の)翔平はよく見えた。約30球を投げて全球種を使い、2イニングを投げて、何ごともなく終えられたことが最も重要。制球がもう少しよければと思っているかもしれないけど、本当にいい1日で、前進した」と話していた。

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