◆米大リーグ ドジャース18―2ヤンキース(31日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が31日(日本時間6月1日)、本拠地・ヤンキース戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、4打数2安打2三振で、13点リードの6回に代打を送られて途中交代した。ロバーツ監督が53歳の誕生日だったドジャースは、ヤンキースに大勝して2連勝。

打線が今季最多21安打で2番目の18得点と爆発した。

 15―2と13点をリードした8回無死二、三塁。打席に入ったのは新人捕手で、この日の試合前には大谷のライブBP(実戦形式の練習)で捕手も務めた新人のラッシングだった。大谷の代打で途中出場すると。8回の2打席目に、内野手ながらマウンドに上がったレイエスから右翼へメジャー発本塁打となる3ランを放った。メジャー初本塁打が野手からという珍しいアーチとなったが「どの投手でも記録は同じ。本物の投手から打つ本塁打が楽しみ。最初の1本なのでうれしい」と笑顔を見せた。

 さらにご機嫌だったラッシングは「ちょっとおもしろい話なんだけど…」と口を開くと「最初、大谷のバットを使おうと思ったけど、ウィル(スミス)が『自分のバットでホームラン打ってこい!』って言ってくれて、打てた。翔平はホームランをたくさん打つので、打てるかなと思った。でもウィルのメッセージがよかった」と裏話を明かした。大谷にあやかろうとしたものの、自らのバットを信じて振ったことが功を奏したようだ。

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