◆JERA セ・リーグ 中日4―1巨人(1日・バンテリンドーム)
巨人の大勢投手が同点の8回に登板し、3失点して今季初黒星を喫した。チームは交流戦前最後のゲームで敗れ、3位に転落した。
4番手で登場したが、先頭の右前安打、四球、申告敬遠などで2死満塁を招いた。続くカリステの打席でバッテリーエラー(記録は暴投)が生まれ、直後に中前への2点適時打を浴びた。直球は最速157キロを計測したが、武器のフォークをゾーン内で操れなかった。試合後は「最近ピンチを作ることが多い」と猛省し「チームに迷惑をかけている。悔しい投球です」と唇を強くかんだ。
課題にはフォークと追い込んでからの直球の精度を挙げた。「カリステ選手に打たれたまっすぐも、追い込んでから甘く入っている。力む場面ですけど、力みながらでも、しっかりコースに投げきらないと簡単にはじき返される。もっと繊細な部分に意識を置きながら、マウンドに上がった以上は自信を持って投球できるようにしていかないと」と振り返った。
リリーフながら既に5勝をマークするなど、チームに貢献してきた右腕。「また、チームに迷惑をかけてしまう。交流戦前のこの1敗が後々に響くかもしれない。