◆JERAセ・リーグ 広島0―8阪神(1日・マツダスタジアム)

 黄金ルーキーが光り輝いている。阪神のドラフト1位・伊原が6回1/3を3安打無失点で4勝目を挙げた。

6回まで被安打1の快投。7回1死から連打を浴び降板したが、頼れるリリーフ陣が無失点リレーだ。「調子がめちゃくちゃ良かったわけではないけど、先頭をアウトにできたことが大きかった」と胸を張った。

 広島戦は7試合の先発中、3度目でいずれも勝ち投手に。大竹に続くカープキラーとして当然、対策も練られるが「バッターのスイングや狙いを見ながら。(坂本)誠志郎さんのリードもあって…」と的を絞らせなかった。規定投球回に2回1/3不足ながら、防御率は1・09。リーグトップのDeNA・ケイ(1・15)を上回った。

 チームは12年ぶりにマツダスタジアムの同一カード3連勝。今季最多の貯金10とし、首位で交流戦に向かう。「変わらずにこのまま。この調子を崩さず一生懸命に投げるだけ」と伊原。

蓄えた自信を胸にセ界を飛び出す。(直川 響)

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