◆プロアマ交流戦 巨人3軍3―4明治安田(2日・ジャイアンツ球場)

 未来の大砲候補が豪快なプロ初本塁打を放った。

 育成ドラフト6位・竹下徠空(らいあ)内野手=明徳義塾=が3軍プロアマ交流戦・明治安田戦に「8番・三塁」で先発出場。

3点を追う7回1死一塁で「積極的にいこうとだけ考えた」と振り抜いた打球は、左翼フェンスを越えるプロ初本塁打。183センチ98キロの大きな身体を揺らし、笑顔でダイヤモンドを一周した。

 この日の本塁打は、憧れの先輩の「モノマネ」から生まれた。「フォームが小さくなっていて、魅力0になっていた。コーチにも(岡本)和真さんのモノマネしている時が一番良かったと言われた。ちょっとずつ結果も出るようになってきたし、弾道も上がるようになった」と、通算241本塁打の主砲をほうふつさせる放物線を描いた

 1年目の今季は3月に右人差し指を骨折し、修復手術を受けた。リハビリ中は身体作りに重きを置き、先月14日の四国IL・徳島との独立リーグ交流戦で復帰。3軍でいきなり4番を任されるなど、期待は大きい。

 「自分は欲を出してしまう癖がある。そこを無くしてチームに貢献できるように」。自慢の打撃で将来の主砲を目指す。

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