巨人の長嶋茂雄終身名誉監督=報知新聞社客員=が3日午前6時39分、肺炎のため都内の病院で死去した。この日、日本野球機構(NPB)の榊原定征コミッショナーが追悼のコメントを発表した。

 「長嶋茂雄氏の突然の訃報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。選手としての偉大な記録はもちろん、ここ一番での勝負強いバッティング、華麗な守備、闘志あふれるプレーで多くの人々を魅了し、プロ野球が国民的スポーツとなった象徴的な存在でした。監督としても5度のリーグ優勝や2度の日本一、そして日本代表監督としても手腕を発揮され、多くの財産を残してくださいました。生涯を通じて野球界のために多大な情熱を注いでいただき、感謝の念に堪えません。記録にも記憶にも残る『ミスタープロ野球』の名は日本の野球史に永遠に刻まれることでしょう。ご冥福をお祈りいたします」

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