関西Jr.の岡﨑彪太郎(21)が8~9月、全国5都市で上演される舞台「あの夏、君と出会えて~幻の甲子園で見た景色~」に出演する。太平洋戦争とコロナ禍という二つの時代で甲子園への夢を絶たれた若者たちが時を超えて出会い、甲子園出場を目指す青春物語。
―どんな舞台になりそうか。
「コロナ禍から昭和の戦争時代へのタイムスリップがあるので、SF感もあるんです。でもすごく分かりやすい内容で、どの世代が見ても楽しめるんじゃないかなと思いますね」
―同じJr.の藤井直樹が主演。どんな人物か。
「ポスター撮影の時にお会いして、似た雰囲気というか、柔らかい優しい感じの雰囲気でした。温かい現場になりそうやなって思っています」
―今回は5都市を回る公演。楽しみは。
「ご当地グルメはもちろん楽しみです。あとは戦争の話でもあるので、広島も行かせてもらうから、そのタイミングで平和記念資料館とか行きたいなって思いますね」
―演じる役柄の感想は。
「極端にいいヤツな感じはしました。
―どんな青年を演じたいか。
「すごくリーダーシップのある、熱血な男って感じの役なんです。僕はそういう側面があんまりないから、だからこそ振り切ってできそうな感じはありますね。身近にそういう人がいれば、まねしたいなとは思うんですけど…。熱血で『やるぞっ』ていう感じより、『やっていこうぜ』みたいな感じが多いのかな」
―もし今から昭和17年にタイムスリップできるとしたら。
「嫌なことは避けて。でも、誰かのために例えば野菜を作るとか、芋を作るとか、縁の下の力持ち的に頑張りたいなって思いますね。当時の18歳は精神年齢的にも大人で、それこそ許嫁(いいなずけ)がいたりするんです。
―朗読劇の経験はあるものの、本格的な舞台出演は初めて。
「そうなんですよ。セリフを飛ばすかもしれないですよね(笑)。それこそ毎回違う感じに必ずなって、何回もできるからこそどんどん良くなっていけるっていうのが舞台の魅力だと思います。あとはお客さんの反応で、実際にやってみて間が変わることもあるから、そういう楽しみ方が舞台でできるのがいいな。(朗読劇と違って台本を持たないため)両手がフリーっていうのも新鮮かもしれないです」
―野球のシーンは。
「一応あるんですけど、実際ボールを扱うかどうかは分からない。ちゃんとプレーしているシーンはあります。僕は特技がテニスで。テニスのサーブって上から打つじゃないですか。野球も投げる時は上から投げるので、撮影の時にボールを投げる動作をしたんですけど、『筋がいいね』って言われました。テニスやっててよかったかも」
―舞台が終わったら、どこか旅行でも。
「温泉街とか行きたいですね。有馬とか城崎とか。車でちょうど行きやすい距離ですし、友達でもいいので誰かと行きたいです。ボードゲームにも最近ハマってて。ワンプレーに1時間ちょっとかかるんですけど。それを温泉地でのんびりしながらやって、おいしいものを食べたい。そのためには舞台を成功させないとですね」(続く)
◆岡﨑 彪太郎(おかざき・こたろう)2004年3月23日、大阪府生まれ。21歳。16年から関西Jr.として活動をスタート。19年に関西Jr.内ユニット「Lilかんさい」のメンバーに選出され、25年4月1日をもってユニット自体の活動を終了した。現在はソロとして舞台などで活躍中。特技はピアノ、テニス。
◆舞台「あの夏、君と出会えて~幻の甲子園で見た景色~」
▽8月23~25、27~31日 東京・サンシャイン劇場
▽9月6~8、10、11、13、14日 大阪松竹座
▽同20日 金沢市文化ホール
▽同23日 広島国際会議場フェニックスホール
▽同26~28日 名古屋・御園座