◆日本生命セ・パ交流戦 2025 巨人2―0楽天(7日・東京ドーム)

 巨人・丸佳浩外野手がチームの連敗を5で止める価値ある1号ソロを放った。

 増田陸が先制ソロを放った直後の6回2死から代打で登場。

楽天・藤平の149キロ直球を仕留め、2者連続のアーチを右中間席へ弾丸ライナーで運んだ。「なかなか情けない試合が続いてたので。陸が貴重なホームランを打ってくれた。僕もそれに続けた」と思いを込めて振り抜いた。

 3日に巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんが亡くなってからチームは初白星。「ピッチャーはすごい頑張ってくれてましたけど、僕も含め、打線が点を取れない試合がずっと続いて。そういった意味でも『打開したいな』って思っていました」。この一発が巨人加入後766安打目。村田修一を超え、球団のFA加入選手では単独最多の安打数となった。

 「長嶋さんが亡くなられてから、テレビなどで僕を指導してくださっている映像も見る機会があって。それを見て改めて、あの時の記憶が蘇りましたし、あの時に教えていただいたことをまた意識しながら練習で取り組んで。なかなか試合で結果が出ていないので、じれったい気持ちもあるんですけど、教えていただいたことを継続してやっていこうと思っている」と背番号8。

ミスターにもやっと勝利を届けることができ「本当に一番のいい報告だと思うし、今日ひとつ勝てて、僕も1本いい当たりが出た。少しは、本当に少しは、いい報告が今日できるんじゃないかなと思います」と汗をぬぐった。

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