3歳ダート2冠目の第71回東京ダービー・Jpn1は11日、大井競馬場の2000メートルで行われる。大井のナイトオブファイア(牡、渡辺和厩舎)は1冠目の羽田盃で2着と健闘した。

地方勢の総大将として、地元の舞台で強豪JRA勢を迎え撃つ。

 地元大井のエースのナイトオブファイアが、こん身の仕上げで、JRA勢を撃破し頂点を狙う。

 前走の羽田盃はスタートを決め、好位のインを確保。直線で外から力強く伸びたが、ラスト1ハロンでナチュラルライズに引き離されて5馬身差の2着だった。それでも3着だった京浜盃から前進し、主戦騎手の矢野貴は「背中は見えてきた。奥の深いタイプだし、距離は延びていい」と大きな手応えを感じている。

 この中間はさらに負荷をかけた調教メニューで、渡辺和調教師も「状態は上がっている。体つきも大人になった。悔いのない仕上がり」と自信を深める。確かな上積みを加え、逆転戴冠へ機は熟した。

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