野球評論家の張本勲氏が8日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜・午前8時)にスペシャル御意見番としてスタジオ生出演。3日に肺炎のため89歳で亡くなった巨人終身名誉監督の長嶋茂雄さんを悼んだ。

 張本氏は番組のスポーツコーナーに黒いスーツ姿で出演。「今週は悲しいニュース、大きなニュースがありました。巨人の終身名誉監督・長嶋茂雄さんの訃報ですけれども、張本さんはこれをどちらでお聞きになりましたか」と膳場貴子アナウンサーから聞かれると、「朝早く友人から電話ありまして、ビックリしました。自分のね、身をとられたような気がしましてね。必ず、誰でも来る日が分かってても悲しい、切ないね」と絞り出した。

 続けて「恐らく家帰ったら今でも、2、3日したら電話がかかってきて『ハリ、あさってよみうりカントリー(クラブ)、1ラウンドゴルフ行くぞ』と電話がかかってくるんじゃないかと錯覚しています」と語った。さらにラグビーの松尾雄治氏と共にゴルフをしたり、別荘を持っていた箱根でゴルフをした思い出を明かした。「なぜならね家が近いんですよ。うちから5分くらいで長嶋さんの家があってね、サンダル履いてねよく行きましたよ。ですから個人的に人間、長嶋茂雄を知っているのは私くらいじゃないんですかね。何年も長年もお付き合いさせてもらいましたから。旅行も一緒に行きましたしね」とプライベートでの深い付き合いがあったことを強調した。

 膳場アナが「親交がおありで、ご自身の一部がなくなってしまったような…」と感想を述べると、「はい、そんな気がしてます。今でも実感沸いてません」と絞り出した。

 張本氏は1976年にトレードで日本ハムから巨人に移籍。長嶋さんが最初に巨人監督を務めた時期に選手として活躍した。

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