野球評論家の張本勲氏が8日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜・午前8時)にスペシャル御意見番としてスタジオ生出演。3日に肺炎のため89歳で亡くなった巨人終身名誉監督の長嶋茂雄さんとの“秘話”を明かした。
張本氏は1976年にトレードで日本ハムから巨人に移籍。長嶋さんが最初に巨人監督を務めた時期に選手として活躍した。その前年にトレードで巨人に加入する際に、ある言葉をかけられたという。
「ひと言ね、『オレの代わりにやってくれ』」だったという。「ON」砲を結成した王貞治(現ソフトバンク球団会長)が孤立した状態で他球団からのマークが集中している状態だっため、長嶋さんの代わりとしての役割を期待されたという。「震えましたよ。感激しましたね。本当に長嶋さんの代わりができるんだろうかと思ったことはね、今でも忘れられません」と興奮気味に振り返った。
また番組では張本氏と長嶋さんが一緒に宮崎キャンプを訪れた映像を流した。すると「残ってるんですか。へええ」と驚き、「(長嶋さんから)電話あってね、『おい行くぞ』と声かけられて。懐かしいなぁ」と思い出に浸っていた。