6月8日の阪神5R・2歳新馬(芝1400メートル=11頭立て)は単勝1番人気で高杉吏麒騎手騎乗のファムマルキーズ(牝、栗東・大久保龍志厩舎、父キタサンブラック)が直線で抜け出し、鮮やかなデビューVを飾った。勝ち時計は1分21秒8(良)。

 道中は先団を見ながら、中団馬群からの追走。3角手前で仕掛けつつ、位置を上げていくと、直線でも追われるごとにグイッと脚を伸ばし、2着に1馬身1/4差をつける完勝だった。

 高杉騎手は「能力はあります。テンションが上がってきていて、精神面で2歳馬らしいところはありますが、その辺が落ち着いてくれれば、もっといいかなと思います」と今後の伸びしろに期待した。大久保調教師は前日のチュウワカーネギーに続く新馬連勝。「行かせると、しまいが甘くなるので、途中から仕掛けて、うまくはまってくれた。成長の余地がありますね」とホッとした表情だった。

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