3日に肺炎のため89歳で死去した巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんの通夜が7日に、告別式が8日に東京・品川の桐ヶ谷斎場「雲」で執り行われた。7日の通夜には長嶋さんが監督在任中の1997年に西武からFAで巨人入りした、清原和博氏も参列した。
96年11月、長嶋さんは2度目の交渉の場に同席し「いろいろな雑音が聞こえているかもしれないけど、思い切って僕の胸の中に飛び込んできてほしい」と口説き落とした。翌年の春季キャンプでは居残り特守で55分間もマンツーマンのノックを敢行。99年には左膝蓋(しつがい)骨の骨軟骨を損傷した清原氏のギプスに「失意泰然」と記すなど、愛情をもって接していた。