◆日本生命セ・パ交流戦 2025 中日3―0ロッテ(8日・バンテリンドーム)

 中日の田中幹也内野手が決勝の先制犠飛を放ち、2試合連続でお立ち台に立った。

 0―0の7回1死満塁。

フルカウントからファウルで3球粘り、3番手・小野の153キロ直球をはじき返した。先制点を呼び込む右犠飛に「(昨日と)同じ場面で来ると思わなかったので、まじかって思いましたけど…。反対(方向)に打つことだけを考えて、打席に入った。点が入ってよかった」と胸をなで下ろした。

 7日の同戦では、チームをサヨナラ勝利に導く押し出し四球で、ヒーローインタビューを受けた。「次は打って、チームに貢献したい」と話した翌日の有言実行に、井上監督も「今、ツイてる部分がある。精いっぱいの犠牲フライだった」と目を細めた。

 “準備”は万全だった。試合前には、前日に3安打2盗塁をマークしたベテラン大島からパワーをもらった。7日にも、好調の岡林や上林の体を両手でさすり、自分の体にペタペタ。運気を注入した。山本が1戦2本塁打を放った5月18日の巨人戦(東京D)の翌日から続けている“おまじない”に「(今日は)ヒットが出なかったけど、打点は挙げられたので、継続してやっていきます」と笑った。

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