3日に肺炎のため89歳で死去した巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんの通夜が7日に、告別式が8日に東京・品川の桐ヶ谷斎場「雲」で執り行われた。
斎場に飾られた遺影は茶色のフレームのメガネをかけた長嶋さんが満面の笑みを見せている写真。
長嶋さんが受賞した文化勲章はスポーツ界では「フジヤマのトビウオ」こと競泳の古橋広之進氏以来。ノーベル物理学賞に決まった真鍋淑郎氏ら計9人と同時に選ばれた。当時、「驚いています。まさか受章させていただけるとは思ってもみなかったです。歴代のプロ野球選手の中では初めてと聞いて大変栄誉に思います」とコメントしていた。
通夜、告別式で遺影が飾られた祭壇はオレンジと白の花で彩られ、笑顔の写真の横に「3」と巨人軍のマークが置かれた。