3日に肺炎のため89歳で死去した巨人軍終身名誉監督の長嶋茂雄さんの通夜が7日に、告別式が8日に東京・品川の桐ヶ谷斎場「雲」で執り行われた。

 斎場に飾られた遺影は茶色のフレームのメガネをかけた長嶋さんが満面の笑みを見せている写真。

球団は2021年10月に野球界で初めて文化勲章を受章した長嶋さんが取材を受けた際に撮影されたものだと発表した。

 長嶋さんが受賞した文化勲章はスポーツ界では「フジヤマのトビウオ」こと競泳の古橋広之進氏以来。ノーベル物理学賞に決まった真鍋淑郎氏ら計9人と同時に選ばれた。当時、「驚いています。まさか受章させていただけるとは思ってもみなかったです。歴代のプロ野球選手の中では初めてと聞いて大変栄誉に思います」とコメントしていた。

 通夜、告別式で遺影が飾られた祭壇はオレンジと白の花で彩られ、笑顔の写真の横に「3」と巨人軍のマークが置かれた。

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