元第68代横綱朝青龍のドルゴルスレン・ダグワドルジ氏が10日、自身のX(旧ツイッター)で意味深な投稿をした。「さー皆俺の意見聞きたいとらしい 69代の」(原文ママ)と、前日9日に日本相撲協会を退職した、第69代横綱で前宮城野親方の白鵬翔さんへのコメントを期待させ、続く投稿で「出た釘(くぎ)打たれる。

以上」とだけしるした。

 モンゴル出身のダグワドルジ氏は97年9月に高知・明徳義塾高へ相撲留学し、1999年1月に高砂部屋に入門し初場所で初土俵。2003年初場所後にモンゴル人として初めて第68代の横綱に昇進した。幕内優勝25回と強さを誇った一方、親方に無断で帰国しサッカーに興じ2場所停止処分を受けるなどトラブルも多く、初場所中の2010年1月、泥酔した状態で早朝に路上で知人に暴行し責任をとる形で引退した。第74代横綱・豊昇龍はおいにあたる。

 同郷の後輩・白鵬さんとはライバル関係。互いに横綱だった2008年夏場所の千秋楽で勝った後にダメ押し。白鵬も肩で押し返し、土俵上で両横綱が一触即発状態になり、北の湖理事長(当時)から厳重注意を受けたことがあった。

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