A.B.C―Zの戸塚祥太(38)が、8月開幕の舞台「アーモンド」(30日~9月14日、東京・シアタートラムなど)に主演することが11日、分かった。
韓国で発行部数100万部超えを記録し、日本でも2020年に本屋大賞翻訳部門第1位に輝いた同名小説が原作で、怒りや恐怖など感情をうまく感じることができない少年の成長をたどる。
22年に初演された舞台版はコロナ禍で公演の半分以上が中止に。今回は3年ぶりの再演。新キャストとして主演を務める戸塚は「おそらく稽古が始まると不器用な自分に怒り、拙(まず)い自分の背中に哀しみの色がにじむ。怒と哀の往復を繰り返した末に自分自身が空っぽになって、ひたすら作品のひとかけらになれるように善処できていると思います。楽しみにしていてください」と呼びかけた。