◆米大リーグ オリオールズ―エンゼルス(14日、米メリーランド州ボルティモア=オリオールパークアットカムデンヤーズ)
エンゼルスの菊池雄星投手は今季3勝目を目指して、15日(日本時間16日)に敵地でのオリオールズ戦に先発する。14日(同15日)は、当地のブルペンでシャドーピッチングなどで、最終調整を行った。
菊池はシーズン中、基本的に登板間にブルペン投球を行わないが、前日に傾斜を使ってシャードピッチングを行うことはルーチンワークのひとつという。
捕手を座らせ平地でキャッチボールを行った後、ブルペンへ出向いた左腕は、セットポジションからボールをつかんだまま、腕を振る動作を20回行った。
オリオールズは今季、対左腕に苦戦している。対左投手のチーム打率2割8厘は、メジャーワースト。本塁打も右投手から68本に対し、左からはリーグワースト2位の8本と攻めあぐねている。この日のアンダーソン、最終戦の菊池と2試合連続で左腕を迎え撃つマンソリーノ暫定監督は、「なんとか、状況を打破しなければならない。我々は(左打者に)ハードに練習を積んでいる」。オ軍はこの日、右手首炎症の負傷者リストから戦列復帰した右打ちの控え捕手サンチェスがDHでスタメンに起用された。