◆米大リーグ オリオールズ―エンゼルス(14日、米メリーランド州ボルティモア=オリオールパークアットカムデンヤーズ)

 オリオールズの菅野智之投手が14日(日本時間15日)、本拠のエンゼルス戦に6勝目を目指して先発した。

 初回、先頭のネトに珍しいストレートの四球を与えた。

続くシャヌエルを左直に打ち取り、トラウトと初対決。スイーパーで初球ストライクをとっての2球目、内角低めへのシンカーをコンパクトに振り切られると、打球は左翼ポールを直撃。11号2ランを打たれて先制を許した。

 続くウォードに中前打。オハピーはツーシームで空振り三振としたが、続くアデルに右前打を許して2死一、三塁。だが続くウェードを遊ゴロに打ち取り、2失点できりぬけた。

 その裏に1点を返してもらった菅野は2回、2者連続三振を奪うなど3者凡退。3回はトラウトに四球を与えるなどで1死一、二塁とされたが2イニング連続で無失点とした。

 ペースをつかんだ右腕に打線も呼応。3回2死から安打のラッチマンが暴投で二進し、ヘンダーソンの適時打で生還して同点。ヘンダーソンが二盗してチャンスを広げると、ウェストバーグも右前適時打を放って逆転した。

 すると4回の菅野はわずか4球で3アウト。

ベンチに戻る際にラッチマン捕手と笑い会う場面もあった。

 菅野は8日(9日)の前回登板のアスレチックス戦では、5回途中まで8安打されメジャーワーストタイの4失点(自責3)で4敗目を喫した。この時も立ち上がりに苦しんだ。前々回登板のナイターから中4日だがデーゲームで実質“中3・5日”。「正直しんどかった。経験とテクニックで何とかなるかなと思ったけれど」とこぼしていた。

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