◆報知新聞社後援 第74回全日本大学野球選手権▽決勝 東北福祉大8―1福井工大(15日・神宮)
東北福祉大(仙台六大学)が福井工大(北陸大学)に15安打8得点で大勝し、2018年以来7年ぶり4度目の優勝を決めた。14日の準決勝で史上初の3連覇を狙った青学大(東都大学)を8-5で撃破した勢いそのままに、大学日本一の座へと上り詰めた。
先発したプロ注目の最速151キロを誇る今秋ドラフト候補右腕・桜井頼之介(4年=聖カタリナ学園)が118球を投げ、7安打1失点で完投勝利。胴上げ投手に輝いた。スライダーを武器に凡打の山を築き、最終回にも150キロを計測するなど、無尽蔵のスタミナも光った。
「自分の役割はチームを勝たせること。それだけを意識したい」とエース。大学日本代表候補にも挙がる右腕は「自分の名前の通り、頼られる選手になっていきたい」と、さらなる成長を誓った。