◇報知新聞社後援 第74回全日本大学野球選手権▽決勝 東北福祉大8―1福井工大(15日・神宮)

 福井工大(北陸大学)は東北福祉大(仙台六大学)に敗れ、初優勝を逃した。

 エース左腕の藤川泰斗(3年=西城陽)が先発したものの、2回に1点を先制されると、3回には味方の失策で追加点を献上。

さらに、2死二、三塁で連打を浴び、2回2/3を8安打4失点で降板となった。その後の投手陣も相手打線を止められず、2本塁打を含む15安打8失点。打線も、桜井頼之介投手(4年=聖カタリナ)に7安打1得点と奮わなかった。広島、阪神で活躍した町田公二郎監督は、「守りのところでミスも出て、なかなかリズムに乗れない形になった」と悔やんだ。

 チームは今年、元広島の沢崎俊和氏がチーフ投手コーチが就任した。“赤ヘルタッグ”で初めて挑んだ全国の舞台で、近大工学部(広島六大学)との初戦をサヨナラ勝ち。2回戦では大産大(阪神大学)を撃破した。準々決勝では中京大(愛知大学)に、準決勝では早大(東京六大学)にコールド勝ちした東海大(首都大学)に逆転勝ち。2回戦で青学大にコールド負けした昨年から、飛躍の準優勝を果たし指揮官は「学生達に感謝」と振り返った。

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