◆日本生命セ・パ交流戦 2025 日本ハム8X―7広島(15日・エスコンフィールド)

 広島・森が、23年の自己最多を更新する5勝目を逃した。7回まで1失点と好投。

6点リードの8回に先頭からの3連打と犠飛で2点目を奪われ、リリーフにバトンを渡した。勝利投手の権利を得ながら、結末は悪夢の大逆転負け。「あの回(8回)をしっかり投げ切りたかった」と悔しさだけが残った。

 8日の西武戦(マツダ)でプロ5年目で最多の129球を投げ、初完封した。この日も7回まで85球と2試合連続の完投も視界に捉えていた。日本ハム3連戦の前日だった12日には、森下、床田と3人でチームより先に北海道入り。ジンギスカンを囲み、それぞれの勝利を誓い合ったが、初戦に2失点完投した同級生・森下に続くことはできず。「スタミナ面というか、そういうところだなと思う」と、自身の実力不足を受け止めた。

 この日は7回1/3を投げ、ちょうどチームの試合数と同じ61イニングで規定投球回に到達した。森下、床田、大瀬良の3本柱に続く4人目。「これを継続することが大事」。自分も柱の一人としての自覚を胸に、ローテを支えていく。

(畑中 祐司)

編集部おすすめ