パドレスのダルビッシュ有投手が7月の球宴前後にも復帰する見込みだと16日(日本時間17日)、サンディエゴ・ユニオン・トリビューン紙が報じた。オールスターゲームは7月15日(日本時間16日)、アトランタのトゥルイストパークで開催される。

球宴前となる前半戦復帰の可能性については本人が「わからない。肘に聞いてみないと」と話したといい、次回は再び試合形式になる見込みだという。

 今年で39歳を迎える右腕は、今季は右肘の炎症などで開幕前から負傷者リスト(IL)入り。5月に1試合マイナーの試合で登板したが、その後は再び調整のペースを落としていたが、今月9日(日本時間10日)、本拠地・ドジャース戦前にブルペン入りして投球練習を行い、約40球を投げ込んだ。

 14日(日本時間15日)には、アリゾナ州のキャンプ施設で試合形式に登板。マイナーの打者を相手に18球を投げて94マイル(約151キロ)を記録。リハビリ登板で記録した97マイル(約156・1キロ)よりは低下したが、同紙によれば、「調子が良ければ97マイル。調子が悪ければ、球速を抑える。賢くなる必要がある。もう若くないからね」と語ったという。

 ダルビッシュは敵地ドジャース戦にも同行しており、16日は試合前にグラウンドに姿を現すと、佐々木朗希投手と約30分間談笑するなどしていた。

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