◆米大リーグ ドジャース―パドレス(16日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)
ドジャース・大谷翔平投手(30)が16日(日本時間17日)、本拠地・パドレス戦に「1番・投手」で先発出場する。エンゼルス時代の23年8月23日(同24日)のレッズ戦以来663日ぶりの復活登板。
「投手・大谷」は23年9月19日(同20日)に18年10月1日(同2日)以来2度目の右肘手術を受けた。昨年11月には左肩手術もありながら、今年5月25日(同26日)に初めてライブBP(実戦形式の練習)に登板し、3度のライブBP登板を経て前日15日(同16日)の試合後に急きょ先発登板が発表された。この日の試合前にゴームズGMが会見に臨み、復帰の経緯などを説明した。
「ブルペン投球やライブBPのたびに、彼がどのように感じているかについて話し合い、彼の回復具合を確認していた。これは非常に特殊なケースなので、打撃面に悪影響を及ぼさないようにする必要があった。だから、復帰が現実になり得ると我々が感じ始めたのは本当に今週に入ってからのことだ」とし、「数日前に話し合いを始め、最終的にこの24~48時間の間に決定した」と明かした。
「リハビリの最終段階をメジャーの舞台で行う方がいいと考えたのだ。それほど彼の行っていることは身体的に負荷が高い」というゴームズGM。「リハビリのプロセスは、午後1時30分や2時にウォームアップしてライブBPをして、その後クールダウンしてから再びその日の試合の準備をして試合で先頭打者として打席に立つという非常に過酷な流れだった。これは誰も前例を持っていない事例なので常に本人との対話が必要だった」と決断の背景を説いた。
今後については「各登板ごとの様子を見ながら判断していくことになる。