◆米大リーグ ドジャース―パドレス(16日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が16日(日本時間17日)、本拠地・パドレス戦に「1番・投手」で先発出場する。エンゼルス時代の23年8月23日(同24日)のレッズ戦以来663日ぶりの復活登板。

ドジャース移籍後の初マウンドで、日米通算300本塁打まで残り2本に迫る打者としては節目の記録に王手をかける2試合ぶりの26号にも期待がかかる。

 ロバーツ監督は試合前会見で日米メディアに対応。大谷が「1番・DH」ではなく「1番・投手」としての出場となることで「彼をリードオフ(1番)で起用しないという選択肢は考えなかったのか?」と質問されると「その件については確かに考えたし、彼にも相談した。でも、彼は『問題ない、全く構わない』と答えたんだ。彼がエンゼルスにいた頃の記録を深く掘り下げたわけではないが、当時もリードオフで打っていたことがあったはず。したがって、それが彼に悪影響を及ぼすことはないと思う。今回の登板は短いものになるが、今後は変わるかもしれない。ただ、現時点ではマウンドを降りた後にベンチへ戻り、すぐに打席に向けて準備するということに彼自身が快適さを感じている」と明かした。

 「投手・大谷」は先発で短いイニングのみの登板となる「オープナー」起用となることが確実だが、試合前にロバーツ監督は「率直に言えば、それは彼の投球内容、球数、各イニング後の彼の体調次第だ」としている。2番手には当初先発予定だったカスペリアスがロングリリーフとして控えている。

 ロバーツ監督は「投手・大谷」の今後について「5日おきに登板するような形にはせず、回復のための十分な時間を確保できるようにするつもりだ。また、起用についても我々は柔軟性を持っている。

なぜなら彼の登板はロースター的に加算的だからだ。つまり、今日は一つの機会ということであり、彼の反応を見て判断していく。我々は現在も情報を集めている最中で、その情報が今後を決めていくと考えている。現時点では登板前や登板後の休養日をどうするかといったことはまだ分からない。とにかく、できる限り多くの情報を集めようとしている段階だ」と話した。

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