大谷翔平の投手復帰戦が一触即発に　大谷も珍しくナインの先陣切ってベンチ飛び出す
先発したドジャース・大谷翔平（ロイター） 画像（1枚）

◆米大リーグ　ドジャース―パドレス（１６日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム）

　ドジャース・大谷翔平投手（３０）が１６日（日本時間１７日）、本拠地・パドレス戦に「１番・投手」で先発登板し、１回２８球を投げて２安打１失点で降板した。最速は１００・２マイル（約１６１・３キロ）をマークした。

１点を追う３回２死三塁の２打席目に大谷が左中間へ適時二塁打を放って追いついたため、自らの黒星を自らのバットで消した。

　先頭のタティスにはフルカウントから右前安打。続くアラエスへの初球が抜けると暴投となって無死二塁になると、４球目は１００・１マイル（約１６１・３キロ）も計測した。アラエスにも中前安打を許して無死一、三塁とピンチを迎えると、マチャドに中犠飛で先取点を献上。本塁のタッチプレーが際どいタイミングとあって、アウトではないかとジェスチャーをしたがチャレンジは要求しなかった。ブルペンではバンダが投球練習をスタートする中で、シーツは二ゴロで２死二塁。ボガーツを三ゴロに打ち取って追加点は与えなかった。

　１イニングを投げ終えた直後の１回裏先頭の１打席目はフルカウントから先発右腕のシースが低めのスライダーに手が出て空振り三振。０―１で１点を追う３回２死三塁の２打席目は左中間へ適時二塁打を放って追いついた。

　４回にはライバルチームの対戦らしい一触即発の雰囲気となった。４回１死一塁でパドレス先発右腕・シースがパヘスに死球を当てると、パヘスはじっとシースをにらみつけた。本拠地のファンは大ブーイング。

ロバーツ監督らがベンチを飛び出した。乱闘騒ぎにこそならなかったが、ベンチで用意していた大谷もナインの先陣を切ってグラウンドに飛び出していった。

　さらに４回２点リードの２死一、二塁では右前適時打。２打点目をマークした。

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