「第56回日本少年野球選手権大会」奈良県支部予選(7日・阿田峯公園野球場)◆中学生の部 ▽1回戦 香芝ボーイズ11-1五條ボーイズ

 関西ブロック各支部で夏の選手権大会の予選が始まった。奈良県支部では香芝ボーイズが準々決勝進出を決めた。

 香芝打線が躍動した。見せ場は1―1の3回だ。1死から1番・中林が左中間へランニング本塁打。この一打がコールド勝ちへの号砲となり、佐々木主将が右越えへ適時三塁打。野上も中前へタイムリーを放つと、森も中前へ2点打するなど、この回、一気に7得点した。

 4回も勢いは止まらず、無死二塁から佐々木が適時二塁打を放つと、山形も中前タイムリー。最後は喜夛が左翼へ決勝打を放った。投げては先発・木挽が3回を1安打無失点。4回は寺坂が3人でピシャリと抑えた。

 集大成の夏を前に、打撃好調で4番の座をしとめたのが山形で、2安打1打点の活躍に「次以降も、自分が打ってチームを勝たせるつもりでバットを振る」と堂々。準々決勝へ向け、佐々木も「前回優勝の生駒だが、2週間あるので最高の状態にして挑みたい」と意気込んだ。

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