西武から金銭トレードで加入した中日の佐藤龍世内野手が17日、バンテリンドームで入団会見を行った。背番号は「65」に決まった。
パンチ力を武器に、昨年は自己最多の93試合で7本塁打をマークした右の大砲候補。今年3月に寝坊によるペナルティーとして3軍に降格し、ここまで1軍出場はなかった。
チームは現在、三塁を守る高橋周が左肘の負傷で離脱。石川昂も打率1割3分2厘と低迷している。持ち前の打力に加え、遊撃以外の内野の全ポジションを守れる万能さを兼ね備える。会見に出席した井上監督は、この日のオリックス戦(バンテリンドーム)での起用を明言。昨季は14試合で打率3割8分6厘をマークした“オリキラー”は「(トレード移籍を)おととい言われて、昨日(名古屋に)移動して、今日スタメン。心臓がもたないというか、何個あっても足らないよって思ったんですけど、求められて来てるんで、結果を出すだけ」と、言葉に力を込めた。
佐藤にとっては、西武―日本ハム―西武―中日と、5年間で3度目のトレード。セ・リーグでのプレーは初めてとなる。