「第56回日本少年野球選手権大会」奈良県支部予選(7日・阿田峯公園野球場)◆中学生の部 ▽1回戦 大和ボーイズ5-2生駒中央ボーイズ

 関西ブロック各支部で夏の選手権大会の予選が始まった。奈良県支部では大和ボーイズが準々決勝進出を決めた。

 鮮やかな攻撃だった。1―1で迎えた5回だ。この回先頭の末浪が「打撃のイメージがよくなっていて、素直にバットが出た結果」と左前打で出塁。そこから1死一、三塁と好機を広げると、石田が右中間へ勝ち越しの三塁打。堀川も右前タイムリーで続くと、渡邊も犠飛を放ち4得点した。

 大和投手陣の頑張りも、勝利の要因の一つ。先発・石田は5回を2安打1失点(自責0)。6回から登板した簗瀬主将もリードを守り切った。投打でチームを引っ張った簗瀬は「プレッシャーもあったが、全員が勝つことだけを考えてプレーできた。次は強い橿原ボーイズなので、このヤマ場を勝って、勢いをつけて勝ち上がりたい」と準々決勝を前に、早くも闘志を見せた。

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