巨人の阿部慎之助監督が17日、日本ハム戦(東京D)の試合前に行われた「富里すいか」の贈呈式に出席した。

 千葉県富里市は、3日に亡くなった千葉出身の長嶋茂雄さんに哀悼の意を表するとともに、甘くておいしい「富里すいか」を愛して食べていた長嶋さんへの感謝、同じく千葉出身の阿部慎之助監督が率いる巨人を応援する意味も込めて、名産品の「富里すいか」を10ケース巨人に贈呈した。

 五十嵐市長は「長嶋終身名誉監督がこよなく愛したすいかです。ぜひ食べていただいて優勝を勝ち取っていただくことを願っています」とエール。

 試食した阿部監督は「おいしいです。ミスターの話はお聞きしていたんですけど、たぶん天国にこれを持って行かれたんじゃないかなと思います。ありがとうございます」と感謝した。

 全国有数のすいかの産地として知られる富里市。富里といえば「すいか」と言われるほど、大正時代の終わりから始まったすいか栽培が盛んに行われ、北総台地の特産品となっている。

 富里市では、令和3年に全国初となる「富里市すいか条例」を制定。市を代表する特産品のすいかを生産者、事業者、市民、市がひとつになって守り、その魅力を発信することで、さらなる飛躍と発展に向かい産地づくりを進めている。

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