◆日本生命セ・パ交流戦 2025 巨人1―4日本ハム(17日・東京ドーム)

 巨人の井上温大投手が日本ハム戦に先発。5回95球を投げて、8安打4失点、今季6敗目を喫した。

 井上は2回に3被弾を浴びて4失点。それ以外は最速150キロの直球にスライダー、フォークなどで計7奪三振を奪うなど無失点に抑えていた。

 杉内俊哉投手チーフコーチは、3被弾について「めちゃくちゃいいわけではないけど、状態自体は悪くはない。ホームランは防げるはずなんですよ。もう少しボールに気持ちが乗り移れば、フェンスギリギリのホームランが失速する可能性もありますからね」と振り返った。

 カード頭を初めて任されながらこれで3勝6敗と負けが先行している左腕。「ここ数試合勝ちがついてない、本人が投げる火曜日に勝ちがつけてない、その責任感は感じてると思うし、その3連戦の頭、温大にとっていい経験ができると思って頭で投げさせているわけですから、もちろん結果は勝てばいいんですけど、負けた中でも本人がいい経験ができたとか、何か収穫が得るものがあればそれはそれでいい。でも本人は苦しんでいるはずなんで、それをどう打開するか、結局最終的に本人なので」と井上への思いを語った。

 技術面の課題はありながらも、「コースに投げきる技術がないとしても、そこはなんとか気持ちで根性論になってしまうんですけど、どれだけボールに気持ちを乗せれるか、僕自身がそうやってやってきましたからね。不安そうな感じではあるんですけどね、乗り切ってもらうしかないですね」と背中を押した杉内コーチ。来週の次回のカード頭の登板については「明日、西舘投げますし、いい方使ってもいいのかな、とは思いますけど、どっちかを中継ぎに入れてもいいし、どっちかを先発にするでも、もしくはどっちかを1回抹消して交流戦明けにぶつけるとか、色々考えてはいます」と考えを明かした。

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