◆第56回日本少年野球選手権大会 東北南支部予選 ▽決勝 白河ボーイズ7―6山形ボーイズ(6月15日・大信球場)
夏の全国大会・エイジェックカップ第56回選手権大会(8月2~7日・大阪シティ信用金庫スタジアムほか)の東北南支部予選の決勝が15日、行われた。昨年初出場を果たした白河ボーイズが激戦を制し2年連続2度目の出場を決めた。
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激戦を制して白河が2年連続出場。同点の7回1死三塁。9番・生田目は「なんとかゴロを打とうとした」と球に食らいついた。打球は詰まりながらも、前進守備の二遊間を抜く決勝打に。
前チームからレギュラーの小林隼主将を中心に6人の3年生がチームをけん引する。その1人、捕手の矢吹は昨年春に2度目の右肘遊離軟骨除去手術を行い、苦しいリハビリに耐えてきた。小林隼主将は「矢吹とはリードした場面で最終回に出場させると約束した」。勝ち越し後、矢吹はマスクをかぶり、小林隼とバッテリーを組んだ。グラウンドで歓喜の瞬間を味わい「本当にうれしい」と喜ぶ矢吹に、小林隼主将は「チームが一つになった」と笑顔になった。
2年生も躍動した。先発の佐藤は3回4失点。
初出場の昨年は初戦に白星を挙げたが、2回戦で敗退した。「『大阪へ忘れ物を取りに行こう』を合い言葉に頑張ってきた。全国2勝が目標」と國分清昭監督(48)は言う。今年は白河が“東北旋風”を起こす。
【白河ボーイズ・登録メンバー】※は主将
▽3年生 小林隼大、根本翔琉、金田悠生、熊倉一誓、井堀陽介、矢吹滉
▽2年生
本宮奏翔、佐藤蓮仁、朶謙慎、生田目耀太、渡邊千真、中野目蓮虎、小野寺優志、八代羚暖、鈴木彪斗、青山瑠聖、鈴木奏汰
▽1年生 中田友翔、加藤颯士、小林陽翔、根本眞秀、室井英人、渡辺新、田谷柚樹、深谷圭吾
【表彰選手】
最優秀選手賞 小林 隼大(白河)
優秀選手賞 村上 嘉威(山形)