◆米大リーグ オリオールズ―レイズ(27日、米メリーランド州ボルティモア=オリオールパークアットカムデンヤーズ)

 オリオールズの菅野智之投手が27日(日本時間28日)、本拠地でのレイズ戦に先発し、今季6勝目を狙う。中6日の登板は、5勝目を挙げた3日のマリナーズ戦以来、今季4度目。

直近3試合は5回を投げきれておらず、マンソリーニ暫定監督は「日本時代と同じような日程(中6日)で調整できる」と配慮され、ローテーションが”後ろ倒し”となった。

 登板間はリカバリーと共に、細かいフォームの修正に取り組んできた菅野。夏場の疲れが蓄積する時期でもあり、中6日のメリットを最大限に発揮したいところだ。

 レイズはロイヤルズを3タテし、ア・リーグ東地区首位のヤンキースにゲーム差「0・5」と肉薄して、ボルティモアに乗り込んできた。レ軍キャッシュ監督は試合前、菅野について「色々な球種を散りばめて打ち取る能力がある。三振を取りにくるというより、緩い球を打たせていくスタイルだ。ストライクゾーンの端を突かれて、詰まったり、緩い打球を打たされる」と、印象を語った上で「我々のアプローチとしては、同じボールを続けて投げることが稀で、色々な球を混ぜてくることを念頭に置かないといけない」と語った。

 オリオールズはここまで80試合を消化し、34勝46敗。この日の試合が、162試合の折り返し地点の81試合目となる。レイズ打線を黙らせ、後半戦に弾みをつけたい。

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