左肘の手術から復帰を目指す巨人の石田隼都投手が28日、ジャイアンツ球場の練習に参加し、フリー打撃に登板した。

 石田隼は感覚を呼び起こすように腕を振った。

昨年3月に「左肘内側側副じん帯再建術」(通称トミー・ジョン手術)を受けて以降、初の対打者への投球。育成の竹下、田上を相手に変化球を交えながら30球投げ込み、充実の汗をぬぐった。

 東海大相模から21年ドラフト4位で入団。2年目の23年にはファームの先発ローテの一角を担った。今季は手術の影響もあり、育成スタート。術後は調整ペースが上がらない時期もあったが、リハビリと地道なトレーニングを積んできた。

 左肘の感覚や登板後の体の反応などを確認した上で、その後の練習メニューを決めていく。次のステップはシート打撃での登板。石田隼は確実に一歩ずつ、前へ進んでいく。

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