◆全国高校野球選手権 北北海道大会旭川地区予選 ▽Aブロック代表決定戦 旭川農0-23旭川龍谷=5回コールド=(28日・旭川スタルヒン)
6地区で代表決定戦が行われた。旭川地区では小玉心マネジャー(3年)が女性主将の旭川龍谷が23―0の5回コールドで旭川農に大勝し、3年ぶり36度目の北北海道大会切符を手にした。
ベンチから響く声に、旭川龍谷打線が応えた。5回まで毎回の18安打で、同じく毎回の23得点。記録員としてベンチ入りした小玉主将は「一人一人がやることをしっかりやって、準備ができていた」。女子主将に導かれたチームが、5回コールドで3年ぶり36度目の北大会進出を決めた。
中学までプレーヤーだったが、父・大輔さんがOBでもある旭川龍谷野球部にマネジャーとして入部。2年秋からチームキャプテンを務め、75人の部員を束ねる難しさを「背中を見てついてこいってわけにはいかないので、アドバイス、声かけ、準備の面でチームをよりよくすることを意識した」と振り返った。
ゲームキャプテンの藤原佑磨捕手(3年)は「頑張ってくれたんで、キャプテンと健先生(高橋監督)はどうしても甲子園に連れて行きたい」。春夏8度の甲子園出場を誇る伝統校。新たな風を吹かせ、40年ぶりの夏を目指す。(山口 泰史)