◆米大リーグ ヤンキース―アスレチックス(29日、米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム)
ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が29日(日本時間30日)、本拠のアスレチックス「3番・DH」に座り、4回に5試合ぶりとなる29号2ラン、7回にも30号2ランを放った。大谷翔平(ドジャース)を抜き、ローリー(マリナーズ)に2本差と迫ってきた。
空振り三振、四球で迎えた第3打席に29号を放った。4回2死二塁だった。かつてのチームメートでもあった右腕セベリーノのボール1からの内角スイーパーをとらえた打球は角度36度と高く舞い上がり、打球速度は110・2マイル(約177・3キロ)。左翼二階席に飛び込む飛距離402フィート(約122・5メートル)の完璧アーチ。日曜日のデーゲーム、満員で埋まったヤンキースタジアムが興奮のるつぼとなった。
この日、それだけにとどまらず7回1死一塁で右腕ファーガソンのフルカウントからの内角直球を30号ホームラン。左中間に角度26度、107マイル(約172・1メートル)、飛距離426フィート(129・8メートル)だった。通算44度目のマルチ本塁打となった。
走者を二塁以上の得点圏においての一発は4月3日、今季第5号以来だった。最近7試合で25打数4安打と低迷していたバットがこの日の2発で再び上昇気流のバッティングに上向くのか注目される。