◆米大リーグ レッズ3×―2パドレス(29日、米オハイオ州シンシナティ=グレートアメリカンボールパーク)

 ナ・リーグ西地区2位のパドレスが痛恨の逆転サヨナラ負けを喫し、同首位のドジャースとのゲーム差が7に広がった。

 1点リードの9回は元ソフトバンク、阪神のR・スアレス投手(34)を投入。

しかし、1死一、二塁からスティアに同点の中前適時打を許し、最後は1死満塁でベンソンに右翼線へ劇打を浴びた。メジャートップタイの23セーブを挙げている守護神だが、今季4敗目。防御率3・89となった。

 スアレスは今月19日(同20日)の敵地・ドジャース戦で警告試合となっていた9回に大谷翔平投手(30)の右脇腹付近に99・8マイル(約160・6キロ)直球を直撃させた。大谷がなだめたことで乱闘には発展しなかったが、ロバーツ監督は「(大谷への死球は)明らかに故意」と激怒。翌20日(同21日)にスアレスには3試合の出場停止処分などが科されたが、異議を申し立てたため、プレーを継続し、22日(同23日)のロイヤルズ戦では2勝目をマークした。

 25日(同26日)には同処分が3試合から2試合に軽減されたことが発表され、処分を受け入れた右腕には同日から出場停止が適用された。出場停止明け初戦となった前日28日(同29日)のレッズ戦ではセーブを記録したが、この日は返り討ちにあってしまった。

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