J1神戸は11日、神戸市内のグラウンドで約1時間練習を公開した。J2秋田から新加入のFW小松蓮は、3日前から全体に合流。
小松は、秋田では第22節を終えて10得点と、リーグトップの得点数を誇っていた。2019年の「トゥーロン国際大会」ではU―22日本代表として、三笘薫、田中碧らとともに戦った経験もある東京五輪世代。同世代の選手には「自分も負けたくない」と話す26歳にとって、満を持してのJ1初挑戦となる。「スピードもテクニックもフィジカルも全て自分の中では新感覚。もっともっと成長できるな、というところと質の高い選手が多いので、得点が取れるイメージがよく湧く」と、充実の汗を拭った。
J1連覇中のチームで「一つひとつのテンポの速さだったりはJ2と比べものにならない。上げていかないといけない部分は多くある」と高いレベルを実感している。同じ最前線には、現在は離脱中だがFW大迫勇也がいる。神戸の大黒柱とポジション争いすることも考えられるが「年齢が年齢なので時間はないですけど、引退する日まではチャレンジし続けたいなと思っている。日本で一番いいストライカーの下で学べるという部分と、そこで試合に出られるようになればさらに上の舞台が見えてくる。迷うことなく、楽しみな気持ちで来た」と、腹はくくっている。