【水原(韓国)11日=後藤亮太】国内組で臨む東アジアE―1選手権に出場している日本代表が、12日の中国戦に向けて前日調整を行った。
最年長38歳のDF長友佑都(FC東京)は中国戦で2年7か月ぶりに出場する可能性は十分。
長友は「いい準備はしてます。(3バックもウィングも)両方やれる。代表で試合には出ていないが、長いこといて、練習でもそうだし、戦術はすごく理解できている。3バックの一角に入っても、ウィングバックも含めて、自分がどのような仕事で、どのような動きというのは熟知している」と自信を見せた。
ラモス超えとなる記録については「びっくりするくらい興味がない。すみません」と苦笑しながら、「年齢は関係ない。若かろうが、年齢を重ねていようが、ピッチで示すことは全く変わらない」と強調した。
ラモス氏とは「イベントでお会いしたことがある」とし、「すごく気さくな方。初めて会った感じがしない。僕を温かく包んでくれる」と印象を語った。長友、ラモス氏ともに日本を背負う熱い魂をピッチ内外で見せてきた。
今大会は施設面など、ハングリーさが試される環境下でもあり「たまにはこういうのもいいかな。いかに自分たちが(普段)恵まれているかを感じさせてもらえる。初心というか、ハングリーな学生時代、高校・大学時代を思い出し、またメラメラと燃えてくるものがある」と魂を込めた。
今大会でAマッチデビューする選手も多く、百戦錬磨の142戦出場を誇る男は「今回代表デビューする選手もたくさんいる。そこは(自分の特徴である)ギラギラした部分と、落ち着き、彼らのよりどころじゃないけど『あわてていても佑都さんを見ていたら落ち着いてきたな』っていうくらい、ドシっと構えたプレーと姿勢を示したい」とうなずいた。