◆サッカー東アジアE―1選手権 日本代表2―0中国代表(12日、韓国・龍仁ミル・スタジアム)
【龍仁(韓国)12日=後藤亮太】日本代表デビューを果たしたMF田中聡(広島)が、1アシストと結果を残した。MF宇野禅斗(清水)とのダブルボランチで出場。
「結構強引なパスだった。ゴールに直結するパスというより、とりあえず(細谷)真大に当てようと思ってパスを出した。うまく決めてくれてラッキー」
さらに前半44分にもスルーパスで、MF佐藤龍之介(岡山)の決定機を演出。佐藤のシュートはGKに止められ、追加点とはならなかったが、攻撃面で存在感を見せた。本来は中盤でのボール奪取など、守備力を武器とする田中。「攻撃は比較的苦手なので、(宇野)禅斗とコミュニケーションを取って、連携を深めたい」と語っていたが、効果的なパスでチャンスに絡み、前半45分のみで交代した。
田中は湘南の下部組織からトップに昇格し、22年夏にはベルギー1部コルトレイクへの期限付き移籍も経験。しかし欧州では結果を残すことができず、23年に湘南に復帰。今季広島に完全移籍した。