◆サッカー東アジアE―1選手権第2戦 日本2―0中国(12日、韓国・龍仁ミル・スタジアム)
日本は中国を2―0で下した。前半にFW細谷真大(柏)が先制点を挙げ、後半に望月ヘンリー海輝(町田)が追加点で突き放した。
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2018年途中~19年に鹿島でプレーし、今年2月に中国に帰化したFWセルジーニョが後半32分から出場した。
セルジーニョは18年夏に鹿島に加入すると、決定力の高さを武器に同年のACL優勝に大きく貢献。6試合で5ゴールを挙げ、MVPを獲得した鈴木優磨が「いや、俺じゃない。どう考えてもセルジでしょ」と苦笑いするほどの大活躍だった。
リーグ戦では18年に10試合3得点、19年に33試合12得点の結果を残し、惜しまれながら20年シーズンに中国の長春亜泰に完全移籍。中国リーグで帰化条件を満たし、今年2月に同国代表デビューを果たしていた。
鹿島在籍時代は、派手好きなブラジル人選手が多い中、シンプルで控えめな服装を好み、謙虚な人柄でもチームに愛されていた。19年に鹿島に期限付きで加入していた相馬勇紀とは、この日ピッチ上で“再会”を果たすことになった。