◆サッカー東アジアE―1選手権 日本代表2―0中国代表(12日、韓国・龍仁ミル・スタジアム)

 【龍仁(韓国)12日=後藤亮太】日本代表が2得点&無失点で2連勝とし、15日の韓国戦へ弾みをつけた。8日の香港戦から先発を総入れ替えしたこの試合、前半11分にFW細谷真大(柏)がターンから豪快に右足を振り抜いて先制ゴール。

さらに後半18分、右ウィングバックのDF望月ヘンリー海輝(町田)が、細かなステップから思い切り良く左足を振り抜いて2点目を奪った。守っても初出場のGK早川友基(鹿島)がピンチで着実にセーブ。DFでは93年のJ開幕以降、フィールドプレーヤーでは最年長となる38歳でスタメン出場した長友佑都がフル出場し、安定感を見せた。

 この試合ではGK早川、DF綱島、MF田中、宇野、FW原の5人が代表デビュー。初戦の香港戦では10人が代表デビューし、これで今大会で15人が代表初出場を果たした。2試合で26人中25人が起用され、まだ出場がないのはGK大迫敬介(広島)のみに。ただ大迫は海外組を含めた日本代表でもコンスタントに招集されており、優勝がかかる15日の韓国戦で起用される可能性がある。

 森保一監督は、初戦から先発を総入れ替えした意図を「この大会、この試合は全員で、できるだけ多くの選手をプレーさせる中で勝っていこう、と総替えしました。我々スタッフも日ごろJを見ていて、素晴らしい選手を招集させてもらった。こうやって総替えしたことで、選手たちがまたいいチャレンジをしてくれて、難しい戦いをものにしてくれたのが本当によかった。うまくいかないことも多かったですけど、いいチャレンジをして勝利を届けてくれたと思います」と話した。

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