◆サッカー東アジアE―1選手権 日本代表2―0中国代表(12日、韓国・龍仁ミル・スタジアム)
【龍仁(韓国)12日=後藤亮太】日本代表が今大会2連勝を飾った。FW細谷真大は先制点をマークし、A代表で出場した2試合連続となる得点を挙げた。
初戦は出番がなかった細谷だったが前半11分、MF田中聡から鋭い縦パスを受けると、右足でうまくトラップ。「聡とはよくコミュニケーションを取って、『常に前を見ておいて』というのは伝えていたので。あの瞬間うまく自分のことを見てくれていたので、いいトラップからいいシュートを打てたと思います」。ワンタッチ目でシュートコースを作ると、そのまま右足を振り抜いてゴール左に蹴り込んだ。10番を背負った24年パリ五輪世代のストライカーが先制点をたたき出し、チームは勢いに乗った。
6月10日のW杯アジア最終予選・インドネシア戦でも得点を挙げた23歳。そこからA代表出場2試合連続得点となり「やっぱりうれしいですし、つなげていきたい」と話しつつ、「アシストの場面も今日あったと思うので、そういうところも増やせたら」と、さらに上を見据えた。優勝を懸けた15日の日韓決戦に向けて、まだまだ連係が足りないと反省も忘れず。「準備期間は少ないですけど、うまくコミュニケーションを取りながらやっていけたら」と、より進化したチームで韓国戦に臨む。