J1鹿島の第24節柏戦(20日・メルスタ)が、今季初の“満員札止め”となる見通しであることが12日までに関係者の話で分かった。前節で柏に首位を明け渡した4位の鹿島が、その柏をホームに迎える上位対決は、大観衆に迎えられることになりそうだ。

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 関係者によると、すでに3万枚を超える発券数を記録している。試合8日前時点の数値としてはクラブとしても極めて例が少なく、直近10シーズンで最多動員だった2017年柏戦(3万6080人)と同等のペースで発券が進んでいるという。

 同スタジアムは一部区画で改修工事が行われているが、それでもコロナ禍後で最多となる3万5000人近い集客が見込まれる勢いだ。9季ぶりの優勝を目指す鹿島にとって、柏戦は覇権の行方を占う大一番となる。

 同戦は、メルカリ社のネーミングライツ契約による新愛称「メルカリスタジアム」の初陣。東アジアE―1選手権出場中の鹿島の3人(GK早川友基、DF植田直通、金太鉉=韓国代表=)と柏の4人(DF古賀太陽、MF久保藤次郎、FW細谷真大、垣田裕暉)にとっては、大会終了後のリーグ戦初陣となる。

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