【水原(韓国)13日=後藤亮太】東アジアE―1選手権(韓国)を戦う日本代表は13日、中国戦(2〇0)での勝利から一夜明け、事実上の決勝戦となる韓国戦(15日)に向けた調整をスタートさせた。

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 中国戦で3バックの一角としてフル出場し、950日ぶりの代表戦出場を果たした長友。

守備面で強度の高さを発揮し、無失点勝利に貢献したが、一歩を踏み出したうれしさよりも、危機感が上回ったという。

 「賞賛の声はうれしいが、危機感は強い。自分の中ではギャップがある。全然、まだまだだなってところがたくさんあったから」とキッパリ。昨晩は試合の映像を見返してしまい「見だしたら寝れなくなった」とほぼ徹夜状態でこの日を迎えたことを明かした。

 “本番”のW杯を想定した時に、自身の力不足を強く感じた。「W杯の優勝メンバーの一員として考えるなら、足りないことが多すぎるなと。前半にミスもありましたし、あれをW杯でやってしまうと、カウンターを食らって危ない場面を作らせてしまう」。チームが目標に掲げるW杯優勝から逆算し、自身の現在地に対して危機感を口にした。

 またフィジカル能力についても「エムバペとかビニシウスとか、そのレベルが相手になった時、スプリント能力も伸ばさないといけない。そこは年齢は関係ないと思っているので、質を高めれば伸ばせると思っている」と言い切った。

 日韓戦に向けては「長友はまた根性論かと思われるかもしれないけど、そこは本当に大事」と強調。

「向こうももちろん負けられないし、ホームの勢いで前半から仕掛けてくると思う。その勢いに飲まれないこと。圧に負けない、強い気持ちで戦うことがまず大事」と見据えた。

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