【水原(韓国)13日=後藤亮太】東アジアE―1選手権(韓国)を戦う日本代表は、中国戦(2〇0)での勝利から一夜明け、事実上の決勝戦となる韓国戦(15日)に向けた調整をスタートさせた。

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 中国戦では、ゴールを決めた細谷真大、望月ヘンリー海輝、アシストマークの田中聡が数字上の成果を残した。

代表デビューを果たし、好セーブや低弾道フィードで存在感を示したGK早川友基(鹿島)も、失点数「0」という結果でアピールに成功した1人だ。

 リーグ戦100試合連続出場中の鹿島の守護神は「普段、Jリーグでやっていることをそのままやれた部分はあった。今の自分がどれぐらいのレベルにあるのかを感じ取れたこともよかった」と手応えを示した。

 ぼんやりと描いていた「W杯に出たい」という思いは、今回の代表活動を通して、より鮮明なものになったという。

 「この活動で、より『W杯に行きたい』と心の底から思えた。自分の成長にもつながると思うし、目指すことが重要だと思えるようになった」。W杯への強い思いを常に口にする明大の大先輩・長友佑都だったり、W杯からの逆算でチームビルディングを行う森保一監督をはじめとするスタッフ陣の言動だったりから、4年に1度の大舞台を現実的な目標としてとらえることができるようになった。

 「まずはチームで結果を残してこそ、自分のプレーを示してこその代表。ここでのプレーを鹿島に持ち帰って、鹿島で体現できることもあると思うし、まだまだ自分も伸び代があると思う。もっともっと成長していきたい」と力を込めた。

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