◆東アジアE―1選手権 ▽第2戦 日本1―1韓国(13日、韓国・華城)

 【華城(韓国)13日=後藤亮太】3連覇を目指すFIFAランク7位の「なでしこジャパン」は、同21位の韓国女子代表と対戦し、1―1で引き分けた。

 前半37分に今大会最年長のMF成宮唯が先制点を決めるが、後半41分に19歳のFWチョン・ダビンに同点弾を沈められた。

1―0のまま守り切る選択肢もありつつ、「守備的に行くよりは2点目を取って、リードを取って戦うアプローチになった。主要大会ではそういう戦いも大事だが、新しいチームなので、今回は自分たちの強みにフォーカスした」と指揮官は説明。その上で「デビューした選手も多くいたので、素晴らしいプレーをしてくれた。選手のパフォーマンスについては満足している」と振り返った。

 試合全体を通して相手のフィジカルとプレス強度に苦戦したことも「WEリーグと比べると強度が高くなるので、そういったものを学んでもらえたと思う。この国際舞台で戦うには何をしないといけないかをこの経験から学んで、違いを知ることで、所属チームでハイインテンシティーやスプリントの数を増やしていってくれると思います」と前向きに捉えた。

 日本はこれで1勝1分け。同勝ち点の中国とは得失点差で上回っており、第3戦の中国戦で勝利すれば3連覇を決めることができる。3連覇と同大会5度目の優勝をかけた一戦へ「次の中国戦に向けてここから気持ちを切り替えてやってきたい。いい準備をして臨みたい」と話した。

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