◇クラブW杯 決勝 チェルシー3―0パリSG(13日・メットライフスタジアム)

 クラブW杯の決勝が行われ、チェルシーがパリSGを3―0と下し、新方式の大会として初優勝を飾った。チェルシーのイングランド代表MFパーマーが2得点1アシストの活躍を見せ、欧州CL王者でここまで圧倒的な強さで勝ち上がってきたパリSGを圧倒。

全得点に絡んだパーマーが、この試合のプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選出された。

 前半22分、チェルシーはGKサンチェスのロングボールから右サイドを破ると、最後はMFパーマーが左足で決めて先制。さらに前半30分、ショートカウンターから右サイドでパスを受けたパーマーが、フェイントで相手を交わしてカットインし、左足で流し込んで2点目を奪った。さらに同43分、パーマーのスルーパスからFWジョアンペドロが決めて3点目で突き放した。

 試合後のインタビューに応じたパーマーは「素晴らしい気持ちです。試合前は、本当にみんなが(勝利を)疑っていました。決勝で素晴らしいチームに勝つことができてうれしい。(得点は)GKをよく見て、ゴールを決めることができました。若いチームです。みんなが一緒にがんばってきた成果が出ました」と話した。

 マンチェスターCの下部組織からトップチーム昇格したパーマーは、ポジションをつかめずに23―24年シーズンにチェルシーへ。同年にプレミアリーグで22ゴールをマークすると、24―25年も15ゴール。

今大会から10番を背負い、チームを世界一に導いた。

◆チェルシーの勝ち上がり

◇1次リーグ

【第1戦】ロサンゼルス(米国) 2〇0 

(点)ネト、エンツォ

【第2戦】フラメンゴ(ブラジル) 1●3

(点)ネト

【第3戦】チュニス(チュニジア) 3〇0

(点)アダラビオヨ、デラップ、ジョージ

◇決勝トーナメント

【16強】ベンフィカ(ポルトガル) 4〇1

(点)ジェームズ、ヌクンク、ネト、デューズバリーホール

【準々決勝】

パルメイラス(ブラジル) 2〇1

(点)パーマー、オウンゴール

【準決勝】 フルミネンセ(ブラジル) 2〇0

(点)ジョアンペドロ2

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