J1のG大阪は14日、大阪・吹田市内のグラウンドで練習を行った。16日に敵地での天皇杯3回戦・山形戦が控える中、古巣戦となるDF半田陸が意気込んだ。
今季、半田はリーグ戦全試合でスタメン出場している。守備では強度高くボールを奪い取り、積極的に攻撃にも参加。5日のC大阪戦ではMFネタラビが放ったシュートが背中に当たってゴールに吸い込まれ、決勝点をもたらした。
そんな23歳は、山形で生まれ育った。サッカー人生においても下部組織からトップチームデビューも果たし、2023年にG大阪へ加入するまでを過ごした古巣。当日は家族や友人も観戦に来る予定で「いくらいいプレーをしても勝たなければ意味がない。そういう大会ですし、勝利できればお世話になった人たちに恩返しができる」と成長した姿を届ける。
不動の右SBに対して、以前から「誰もたどり着けない位置にいける」と話していたダニエル・ポヤトス監督。この日も「今自分が思う中では日本一のサイドバックだと思っている」と改めて話すなど、その信頼は絶大だ。「山形から成長した選手。内に秘めた熱い思いはあるが、それをしっかりとコントロールできる」と、山形戦で見せるプレーにも期待を寄せた。